101枚の記憶 #96   


笑いと涙のサヨナラ運転イベント(2004年12月19日)


本線最後のキューイチとなった193Fと197F
最後はツートン塗装で池袋線を走りましたが、12月19日ついにさよなら運転が開催されることになりました。
私たちは、この日だけは「撮り鉄」をあきらめて、サヨナラ運転のキューイチに乗ることにしました。



スタートの西武園駅に入線する193F+197F
先頭(手前)が193Fのクハ1194です。
ヘッドマークも方向幕もサボもこの日のために新調されています。



運転士さんも特製のワッペンを付けて車内サービスです。
東村山駅停車中には、車掌さんのキューイチ愛溢れる車内放送が流れました。
子供の頃は先頭にかぶりついていたこと
車掌になると大きな窓から車内のお客さんがよく見えて恥ずかしかったこと
大勢のお客さんを乗せて横瀬に旅立つことができて幸せな電車であること
笑いあり、涙ありのすばらしい車内放送でした。




東村山から本川越へ。
途中狭山市から新狭山にかけてのストレートでは時速105キロでの走行を見せてくれました。
本川越を折り返して西武球場前でお昼休みです。
球場前には別れを惜しむ大勢のファンが殺到しました。



お昼休みの間、球場前の駅でこの日使用するヘッドマークが展示されていました。





西武球場前から飯能を通過して、西武秩父へ。
途中元加治-飯能間では急ブレーキの実演、ゴムの焼ける臭いがしました。
高麗では普段使わない側線に入線、正丸トンネルでは消灯して車内は真っ暗に。
楽しい企画満載のサヨナラ運転でしたが、終わりの時がやって来ます。
終点の西武秩父、ホームで最後のお別れです。
惜別や最終のサボを掲げ、最後の警笛を鳴らしてゆっくりと発車していきました。



西武秩父駅で抽選会に参加(Bトレが当たりました)した後、レッドアローで帰ります。
すっかり暗くなった横瀬では、イベントを終えたキューイチが4両ずつに切り離されて留置されていました。



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