101枚の記憶 #101   


最後のキューイチ


多摩川線から小手指に戻って来た最後のキューイチ223F
小手指車両基地の2番線の奥でじっとその時を待ちます。(2010/11/23)



4000系の快急がその横を通り過ぎていきます。(2010/11/23)



周囲の電車は毎日変わりますが、キューイチだけはずっと同じ場所。(2010/12/4)



この日は黄色い電車に囲まれていました。
走らないとはわかっていましたが、3度小手指に足を運びました。(2010/12/4)



廃車回送に備えてロケハンです。
ほんとうは秩父線で見送りたかったのですが、仕事の時間を考えると武蔵藤沢辺りが限界です。
狭山ヶ丘、武蔵藤沢と沿線を歩きながら、よさげな撮影場所を探します。(2010/12/4)



そして、武蔵藤沢-稲荷山公園間で、武蔵野っぽい風景の場所を見つけました。
この場所でキューイチを見送ることにしましょう。(2010/12/4)
なお、2014年にこの場所を再訪したのですが、宅地化されていてすっかり趣きが変わっていました。



当時高校2年生だったひゆいは、廃車回送当日は高校の期末試験で出動できません。
しかし、前日の方転には、試験が終わってから何とか駆けつけることができました。
池袋線を走るシンイチ(303F)とのクロスです。(2010/12/6)



期末試験の勉強時間を削った甲斐があった、という写真ですね。(2010/12/6)



ついに、最後のキューイチ223Fの廃車回送の朝がやって来ました。
ロケハンで決めた撮影場所に到着しましたが、この3日間でだいぶん紅葉が寂しくなっていました・・・。
ツートン271Fの通急が上って行きます。(2010/12/7)



待つこと1時間、223Fがいつものモーター音を轟かせながら池袋線を下って来ました。(2010/12/7)



横瀬への廃車回送、そして、最後のキューイチの最後の走行です。(2010/12/7)



心の中で「ありがとう」と言いながら、子供との思い出をいっぱい作ってくれた電車を見送りました。(2010/12/7)



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